- 「余興はしないときに披露宴の流れがどうなるのか知りたい」
- 「余興をやらない場合代わりになにをすればいいの?」
という方向けの記事です。
余興がないと同プログラムを組めばいいか考えさせられますよね。でもほんのわずか変化を入れるだけで、ゲストが楽しめる披露宴にすることができます。
この記事を読めば、余興がなくてもうまく披露宴ができようになります!
西野けいすけ
まずはざっくり流れを書いていきます。そのあと詳細を説明しますね( ^ ^ )/
披露宴の大まかな流れ(余興なしの場合)
- STEP.1招待客の入場
- STEP.2新郎新婦の入場【5分】
- STEP.3ウェルカムスピーチ【2分】
- STEP.4プロフィール紹介【5分】
- STEP.5主賓挨拶【10分】
- STEP.6乾杯【5分】
- STEP.7ケーキ入刀【5分】
- STEP.8会食・歓談【10分】
- STEP.9お色直し【30分】
- STEP.10プロフィールムービー【3~7分】
- STEP.11再入場【10分】
- STEP.12祝電紹介【5分】
- STEP.13友人挨拶【15分】
- STEP.14本来はここで余興【20分】
- STEP.15親への手紙【5分】
- STEP.16謝辞【5分】
- STEP.17閉宴のあいさつ【5分】
- STEP.18エンドロールムービー【5分】
- STEP.19招待客見送り【10分】
披露宴の各項目ごとの流れ(余興なしの場合)
招待客の入場
事前に招待客は席に座って待ちます。この間に流れる音楽は新郎新婦がチョイスできます。曲のチョイスも結構時間がかかりました。
新郎新婦の入場【5分】
司会が「それでは、新郎新婦の入場です!」と言ってから、キャプテン*が「どうぞ入ってください!」と新郎新婦に声がけした瞬間に入場します。会場にはそのタイミングで曲が流れ始めます。
中に入ったあともキャプテンについていく形で、テーブルをぐるーっと回る形で高砂に向かいます。高砂に登る時に段差がある場合は、新郎が新婦の手をつなぎエスコートしてあげましょう。そのほうが断然かっこいいです!!
披露宴の間に新郎新婦のそばに常にいて次にすべき行動を指揮してくれるとても頼りになる存在です。結婚式の間は基本この人の言うとおりにしておけば失敗しません。
最近は入場前に1分ほどのオープニングムービーを流すことも多いです。余興をしない場合は特にあるといいでしょう。
ウェルカムスピーチ【2分】
高砂で着席したあと、新郎が立ち上がりウェルカムスピーチをします。時間にして1分ほどで結構です。
最近は9割以上新郎のウェルカムスピーチから始まります。喋るのが苦手な私でもなんとかなったので心配しなくて大丈夫です。みなさんもやるべきです!
新郎のあとに新婦が一言喋るというのも盛り上がります。私が出席した式でこういった流れがありすごく盛りあがっていました。余興がないときに特におすすめです。
プロフィール紹介【5分】
司会の人から最初に①新郎のプロフィール、②次に新婦のプロフィール、③最後に二人の馴れ初めなどを話すという流れです。事前に打ち合わせで話した通りの内容をしゃべってくれますので安心してください。なんでも言わせ放題ですぞ!ww
最近のトレンドでは以下のような流れもあります。
- 新郎が新婦の自己紹介、新婦が新郎の自己紹介をする。いわゆる他己紹介です。
- 司会がメインで自己紹介をし、一部だけ司会から質問形式で新郎新婦に質問しそれぞれ答える。
オリジナリティがあっていいと思います。これも微笑ましくて盛り上がります。喋るのが苦手な私みたいなタイプは2がおすすめです。
主賓挨拶【15分】
主賓が祝辞をします。なんか結婚式って難しい感じに文字が多いですよね、私は苦手でした笑。祝辞とはいわゆるお祝いのスピーチです。
喋っている本人はかなり緊張していることがほとんどなので、微笑んだり、うなづいたりして聞いてあげてください。
新郎で1人、新婦で1人ずつの主賓が存在することが多いですが、もし候補がいない場合は新郎だけor新郎新婦で1人だけでも構いません。また最近は主賓なしの流れでも問題ないとされています。
その結婚式の中で一番偉い立場のゲストのこと。一般的に職場の上司や役員などが主賓となります。もし職場の人がいない場合は、親戚や恩師が主賓となることもあります。
乾杯【5分】
乾杯の担当から簡単なお祝いの挨拶をしたのち、乾杯の音頭をとってもらいます。
乾杯を担当するのは
- 直属の上司が一番適切
- いない場合は親戚や友人、同僚
です。これが終わるとようやくみんな飲食が開始できます。辛いですね笑。
ケーキ入刀【5分】
夫婦揃ってケーキ入刀をします。ケーキの前にゲストに集まってもらい、二人合わせて長いナイフでケーキに差し込みます。ゆっくり入刀してあげるといい写真が取りやすくなりますよ。
定番のファーストバイトを新婦→新郎の流れでやります。新郎が食べるときは大きなスプーンを使い、大口を開けた新郎の口に入れるというのは定番ですね。
最近の流行りは、ラストバイトです。母親が新郎新婦にケーキを食べさせるというイベントです。追加で料金がかかることのないイベントなので入れてみると面白いでしょう。これもやや定番化しつつありますが。。でもお母さんは喜ぶと思いますよ笑。
会食・歓談【10分】
ここでいったん、ゲストは料理を楽しんだり、周りの人とおしゃべりをしたりします。あとは高砂の新郎新婦のところにゲストがきて、一緒に写真を撮ることも多いです。
お色直しで衣装を変える場合、最初の衣装でゲストと一緒に写真を取れるチャンスはこのときだけなのでなるべく収めたほうがいいと思います。事前に司会の方に、写真をとるようにゲストの方に促すよう依頼しておくのも良いでしょう。ゲストの中には、新郎新婦のところに行って良いのか遠慮してしまう方もいますので。
お色直し【30分】
新郎新婦がお色直しのため一時退場します。割とこのタイミングはすぐに来ます。
私たちは「始まったばかりなのにもう?」という感じでしたね。
順番として、まずは新婦が退場します。事前に司会に伝えておいたゲストと一緒に退出するのが一般的です。相手は兄弟や祖母を選ぶ方が多いです。
一緒に退出する人に対して、事前に伝えておく方法orサプライズで当日呼ぶ方法があります。後者のほうが盛り上がるためおすすめです。
一緒に退出するはずのゲストが、呼ぶタイミングでトイレに行ってしまっていた事件に遭遇しました。そのとき会場が笑いに包まれました。帰ってきたそのゲストが大注目を浴びていました。。少しかわいそう笑
新婦が退出した後、5分くらい新郎がひとりぼっちの時間があります。けっこうこのとき寂しいので、新郎としては写真撮影をしにきてくれると嬉しいですね。私は目くばせで「きてきてと」誘導しました!w
プロフィールムービー【3〜7分】
大半の披露宴では退場後にプロフィールムービーを流します。ゲストの暇つぶしにもなります。
再入場【10分】
着替え終わったら再度入場します。テーブルを大回りして高砂に向かいます。
ここでテーブルラウンドをしてゲストと一緒に写真を撮ったり、おしゃべりをする時間を設けてもいいでしょう。
キャンドルライトに火をともして周る人たちも多いです。おすすめはテーブルラウンドですね。通常追加料金がかかることもないですし。
新郎の着替えは一瞬で終わります。
新婦と違い新郎は、着替えにあまり時間はかからないことが一般的です。そのとき何をしているかというと、トイレに行ったり、祝電の内容を確認したり、司会やプランナーと話してこれからの工程の再確認をします。
あと私は最後に感謝の言葉(謝辞)を喋る予定だったので、言葉を頭の中で反復してましたね。
祝電紹介【5分】
祝電がある場合は、司会から読み上げてもらいます。
友人挨拶【15分】
友人に挨拶を依頼している場合はしてもらいます。
流れとしては、新郎の友人→新婦の友人の順番です。共通の友人の場合は一人でもいいでしょう。
視界に事前に伝えておけば、その友人の紹介もざっくりしてくれます。
男性はけなされ(というかツンデレ)、女性は褒められることが多いです笑。
本来はここで余興【20分】
普通はここで新郎、新婦に対してそれぞれ余興をしてもらいます。ただ無くても流れとして、全く問題ありません。それでつまらない結婚式になるということはないので安心してください。
友人の式では新郎新婦が芸を披露したり、水を入れると青く光るパフォーマンスをしたりする人がいましたね。やりたければやるくらいでいいと思いますよ。
- 新郎新婦がビールサーバーを担いでビールを注いで回った
- 新郎がラーメンを作って配った(素人)
- 新郎が寿司を握って配った(素人)
- 窓をあけるとバーベキューみたいに肉を焼いていてそれを提供
- シェフによるライブキッチン体験(レストランウェディングのとき)
- シェフによる料理解説
くわしくはこちらをご覧ください。
親への手紙【5分】
新婦から両親への手紙の朗読です。定番の泣かせどころですね。普段ちゃんと感謝できていない人は、恥ずかしくてもしたほうがいいです。
「私泣けないし、親も泣かないからやりたくない」と思う方もいるかもしれません」。もし会場で涙が出なくても別に問題ないです。泣くのが重要ではなく、感謝の気持ちを伝えることだと思います。
余興がない人は新郎から両親の手紙を読んでも面白いです。けっこう感動します。
謝辞【5分】
謝辞とは感謝の気持ちをゲストに述べることです。結婚式くらいでしかこの用語は使わないです。
新郎の父もしくは新郎からゲストに対し、感謝の気持ちと、これからの抱負を述べます。2、3分もあれば十分です。
謝辞を述べるのは以下の3パターンが基本です。
- 新郎の父
- 新郎
- 新郎の父+新郎
最近は圧倒的に3が多いですし、私も3でやりました。いまも3でやるべきだと思ってます。
父は唯一の喋る機会で、かつ招待する側の立場の人ですので一度は話すべきです。
新郎も主役として出席してくれたゲストに対して、しっかりと自分の口からお礼を言うべきだと思います。正直このときまでくると緊張は溶けているので意外となんとかなるものです。父はかなり緊張しているままでしょうが。
閉宴のあいさつ【5分】
司会から閉宴の挨拶がされ、新郎新婦とその両親が披露宴会場から退場する流れになります。
エンドロールムービー【5分】
披露宴会場から退出後にゲストだけが残った状態で、ムービーを流す人がほとんどです。だいたいお礼のメッセージがつけます。あったほうがいいでしょう。
当日撮影したムービーをそのまま流すという演出もかなり多いです。ただこれはものすごく高い(最低10万円〜)なのでじっくり相談して決めましょう。
招待客見送り【10分】
披露宴会場の外で、帰っていくゲストに対して、新郎新婦からプチギフト(300円相当のお菓子など)を配り、お見送りをします。
披露宴で余興がない分、オリジナリティを
結婚式をなんども経験している人たちの前で披露宴をやる場合、オーソドックスすぎると飽きられてしまうのでオリジナリティを入れていくと良いでしょう。特に余興がない場合は、普通の中に少し変化球を入れるといいです。
心配しないでください。気を張ってすごいことをやろうとせず、ちょっとの変化でいいんです!
先ほど書いた以下のようなことをやるだけでもゲストは新鮮に感じてくれますし、自分たちだけのオリジナルの披露宴というものができますよ!
- ウェルカムスピーチをする
- ウェルカムスピーチで新婦も一言喋る
- お互いの自己紹介or司会者からの質問に答える
- ラストバイト
- テーブルラウンド(フォトも含め)
- 新郎新婦が自ら演出をする(これは大変かも)
- 新郎が手紙を読む
- 謝辞で父、新郎それぞれ話す
披露宴の時間が余っても全く問題ない
もし上記に書いたものもやりたくない」「私には無理だ」という方も心配しないでください。無理にやらなくて時間があまっても誰にも迷惑をかけません。
別に他の人たちの結婚式で余興をやっていたからって、自分たちの式で余興を必ずやる必要があるわけではありません。他の人と同じである必要はないんです。
グッッド!
西野けいすけのツイッターはこちら(@keisuke_nishino)
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