「新婚夫婦の共通口座はどこの銀行口座がいい?」
という方向けです。
嫁ちゃん
けいすけ
この記事では
- 新婚夫婦におすすめの銀行口座
に関して、私が本当に良いと思った情報をお伝えします。
私は実際に10つ程度の銀行口座を持っているので、実体験からの意見です。
目次
新婚夫婦の共通口座におすすめの銀行口座
結論からいうと、我が家では「住信SBIネット銀行」を夫婦の共通口座として使用しています。
元々はメガバンクを共通口座にしようとしていました。
しかし手数料や使い勝手を考え、住信SBIネット銀行という結論に。
もう使い始めて3年ほどになりますが、本当におすすめです。
私たちがどういった理由で、この選択に至ったか順に説明していきます。
追記)何年か使ってみて気づいたんですけど、引き落とし口座の設定銀行にネット銀行だと対応していないところがあるので、そういった引き落としに対応している東京スター銀行のほうが便利だと思うようになりました。
メガバンクのメリット【新婚夫婦の共通口座にする上で】
メガバンク(三菱、住友、みずほ)とネット銀行にはそれぞれメリット・デメリットがあるなと感じました!
まずはメガバンクのメリットからお伝えしますね。
家族カード(代理人カードが作れる)
あまり語られていないこととして、メガバンクは代理人カードという名目でキャッシュカードを複数作成できます。
すると夫・妻に1枚ずつ渡しておけるので、それぞれ好きなときに引き落とすことができるんです。
一方でネットバンクには家族カードが作れません。
各社に電話で聞いてがっかりした記憶があるので、間違いありません(今後変更の可能性はあり)
- 新生銀行
- 住信SBIネット銀行
- 楽天銀行
後で調べてみても作れないとの記載が公式サイトにありましたので、抜粋しています。
Q.口座を一人で複数持つことができるか教えてください。
A.名義人ご本人さまにつき一口座です。お一人のお客さまが、異なる支店で複数の口座を開設することはできません。家族カードや代理人カードの取り扱いはございません。出典:新生銀行
Q.〔口座開設〕 家族カードや代理人カードは作れますか?
A.家族カードや代理人カードの取り扱いはありません。 ※2017年7月31日をもってSBIカード(MasterCard)の新規申込み受付を停止いたしました。出典:住信SBIネット銀行
Q.家族カードの発行はできますか?
A.家族カードはお取り扱いしていません。出典:楽天銀行
実店舗がある
実際の店舗があるというのがメガバンクの強みです。
なにかあったときに窓口に相談することができます。
ただし地方だとあまり数がないため、うま味は都心に住んでいる人だけかもしれません。
ATMが割と多く存在する
地域にもよりますけど、メガバンクのATMが比較的多く設置されています。
自社のATMを使うと、手数料が優遇されたりするので数があるとありがたいです。
潰れるリスクが少ない
メガバンクは他の銀行に比べて潰れづらいといって良いでしょう。
だからこその安心感があります。
とはいえ今はもし銀行が潰れても、法律で「1,000万円までの預金」は最低でも保証されるのでそこまで心配はいりません。
ネット銀行のメリット
次にネットバンクのメリットについて、実際に使って感じた点をお伝えします。
コンビニの手数料がお得
メガバンクに比べて、コンビニATMの手数料が無料になる条件がゆるいです。
また条件を満たすと5回以上手数料が無料な銀行も多くなっています。
ネットバンクは自社のATMがない一方で、コンビニのATMや他社銀行のATMで色々な優遇される点が魅力です。
ちなみに主にお得なのは以下の手数料です。
- ATM入出金手数料
- 振込手数料
詳細はこの記事後半のおすすめ銀行口座の説明で開設しています。
電話で何でも解決する
実店舗がないので、電話で対応してもらうことになります。
実感として、どの銀行も対応はかなり丁寧でした。
SBIとか楽天って対応が悪いという先入観があったのですが、いつも素晴らしい対応をしてくれます。
またメガバンクだと店舗でしかできない対応も、ネットバンクであれば電話だけで完了する点がありがたいです。
銀行の店舗って平日の朝〜昼間しかやってないので、なかなか行けないのですが電話だと割と都合つきますし。
例えば住信SBIネット銀行では、オペレータ営業時間も
- 平日 9:00~18:00
- 土・日・祝日 9:00~17:00
金利が高い
条件にもよりますけど、ネットバンクでは金利が0.1%になることも割とあります。
一方でメガバンクの金利は以下のとおりです。
金利 | |
三菱UFJ銀行 | 0.010% |
三井住友銀行 | 0.010% |
みずほ銀行 | 0.010% |
ゆうちょ銀行 | 0.010% |
※2019年6月15日現在
元々が少なすぎるので感覚がおかしくなりますが、ネット銀行のほうが5倍〜10倍ほど金利が有利になっていることが多いです。
※そもそも金利が少ないのは銀行のせいと言うよりは国や日銀の方針の問題ですが。
新婚夫婦のおすすめの銀行口座4選【共通口座はコレだ】
ここからは具体的に新婚夫婦の共通口座にとって、どの銀行がいいかオススメ順にお伝えしていきます。
1位:東京スター銀行
東京とついていますが、東京以外(北海道でも九州でもOK)に住んでいる人でも便利に使えます。
知る人ぞ知る超オススメ銀行だったり。マネーリテラリーが高い人たちの中ではけっこう使われていますね。
◯メリット1:ATM利用手数料が無条件で複数回無料
東京スター銀行はコンビニやゆうちょ、都市銀行などの出金が8回まで無条件で無料です。
条件無しで入出金がここまでお得なのは東京スター銀行くらい。
一応東京スター銀行専用のATMもありますが、都内メインですしあまり数が多くありません。
でもコンビニとかを使えば同じことなので問題ないです。
だから地方で使っている人も多くいます。
◯メリット2:振込手数料が3回無料
ネットバンキングを使った振込であれば、他行宛の振込が毎月3回まで無料になります。
他の銀行には条件が厳しくて手数料無料のところはありますが、スター銀行の場合はかなり条件がゆるく以下を満たせばOKです。
- (1)東京スターダイレクト(インターネットバンキング)にご登録いただいているお客さま
- (2)「スターワン口座取引明細書」の郵送設定を「郵送しない」としていただいているお客さま
【注意点】手数料はお取引時にいったん引き落とした後、翌月の第一銀行営業日に同額をスターワン円普通預金にキャッシュバックされます。
◯メリット3:家族カードが作れる
同居家族に関して、代理人カードという形で追加でもう1枚キャッシュカードが作れます。
ふたりで財布を共通化したいときにはかなり便利です。
ネットバンクだと作れないところが多いですからね。
東京スター銀行は都市銀行とネットバンクの中間くらいの位置づけになります。
◯メリット4:金利0.1%
給与振込口座に指定すると、金利が年0.10%になります。
普通の銀行だとその10分の1くらいなので、地味にすごいです。
給与に設定しないと0.01%になります。
◯メリット5:公共料金の引き落とし口座に使える
「え、当たり前じゃん」って思った方もいるかもしれません。
しかしネットバンクだと以下の引き落とし口座に使えないことが多いです。
- 公共料金
- 家賃
- 保育園や学校関係
その他にもけっこうあった記憶が
そうなると共通口座としては使いづらいですよね。
一方で東京スター銀行は都市銀行扱いだったりするので、引き落とし口座に使えます。もちろん自治体や会社によっても違いますが、少なくても首都圏は使えるところが多いはず。
✕デメリット:デザインが少し古い感じ
ちょっと盤面が今どきではないです。
でもこれでも最近ちょっと変わったようだし、銀行口座で重要なのは手数料とかの中身だと思うので目をつむっています。
無料なのでとりあえず作っておいて損のない銀行です。
というか結構おすすめです。
※ちなみにここに限らず、もし銀行が潰れても最低1,000万円までは保障されるのでご安心ください。
2位:住信SBIネット銀行
銀行の手数料を節約したいなら
「住信SBIネット銀行」が有能🙆♂️・コンビニ出金手数料が無条件で2回無料
・他社振込手数料が無条件で1回無料
・簡単な条件を満たせば出金&振込が最大15回まで無料
・有料分も108円と爆安
・同行への振込手数料は当然のように無料
・無料の定期自動入金サービスあり— 西野けいすけ💑276記事目✨ (@keisuke_nishino) 2019年6月15日
という感じで概要をつぶやいちゃいましたが、もう少し詳しく説明しますね。
◯メリット1:手数料が一番お得にしやすい
標準でも各種ATMの振込手数料が1回、出金手数料が2回無料です。
条件に到達すれば、最大でそれぞれ15回まで手数料が無料になります。
ちなみに口座残高が30万円以上になるだけでランク2になれますよ。
他の銀行は100万円以上が条件だったりするので、かなり緩めです。
また無料枠を使い切った場合でも、振込手数料が108円と爆安。
◯メリット2:定期自動入金サービスがある
住信SBIネット銀行には「定額自動入金サービス」が使えます。
これは他社の銀行から住信SBIネット銀行に対して、お金を自動で移動してくれます。
例えば、夫のメイン口座から共通口座に毎月決まった金額を振り替えたいときにものすごく使えます。
1回設定しておけば、後は自動でできますので手間もかかりません。しかも手数料が無料です。
✕デメリット1:公共料金等の引き落としに使えないことが多い
先ほども説明しましたが、住信SBIのようなネットバンクはそもそも以下の引き落としに設定できなかったりします。
- 公共料金
- 家賃
- 保育園や学校関係
共通口座として使うにはけっこう困ることもあります。
✕デメリット2:盤面がださい
デビットカード兼キャッシュカードだと、リアルカードがあります。
好みの問題かもしれませんが、見た目が少しダサいですwすみませんw
ちなみに無料のSBI証券口座も一緒に口座開設しておくと、銀行の手数料が優遇されやすくオススメです。銀行の開設と一緒にできます。
3位:楽天銀行
◯メリット1:最大で出金手数料が7回、振込手数料が3回無料
条件にもよりますけど、口座への入金金額や取引回数によって手数料が優遇されます。
追記)最近条件が改悪され手数料の無料条件がかなり厳しくなりました
◯メリット2:楽天スーパーポイントが貯まる・使える
振込や入金をすることで楽天のポイントが溜まっていきます。
また手数料にも楽天ポイントが使えるのもメリットです。
◯メリット3:マネーブリッジで金利・手数料優遇
通常は定期預金の金利が0.02%ですが、マネーブリッジをすると5倍の0.1%に格上げされます。
楽天証券口座の連携が条件ですが、無料ですし銀行とセットで開設できるので簡単です。
割と多くの人がやってます。
✕デメリット1:公共料金等の引き落としに使えないことが多い
住信SBIなどで先ほども説明した通りです。
✕デメリット2:メールが多い
楽天のサービスあるあるなんですけど、不要なメールが多いです。
設定を変えたら減りましたけど。
4位:新生銀行
◯メリット1:条件次第で手数料がお得
無条件で他行への振込が月1回無料。
また新生ゴールドという会員クラスになると振込手数料が5回まで無料、ATM出金手数料が24時間365日何度でも無料になります。
新生ゴールドになるためには、円普通預金を100万円以上でなれます。
◯メリット2:キャッシュカードを32色から選べる
※コレは一部です
カードが沢山のカラーから自分好みのものを選べます。
見た目もシンプルでおしゃれです。
✕デメリット1:公共料金等の引き落としに使えないことが多い
住信SBIなどで先ほども説明した通りです。
✕デメリット2:条件クリアをしないとATM手数料がかかる
通常(新生スタンダード)はATM手数料が100円かかってしまうのが、手痛いです。
以前は無条件でコンビニなどのATM手数料が無料だったのですが、改悪しました。
新生ゴールドになれば、手数料でかなりメリットがありますけど預金100万円というのは、正直条件が厳しいです。
と、色々書きましたが口座を作るのは無料なので迷ったら複数解説してみるのも手です。
1個に集中するよりも分散した方が安全という考え方もあります。
番外編:三菱UFJ銀行
私はメガバンクの銀行口座をすべて開設しています。
その中でも一番オススメなのが、王者「三菱UFJ銀行」です。
◯メリット1:店舗が多い
全国にATMが約8千台あります。支店の数も非常に多いです。
ただ地方だとあまり多くはないところもあるので、メリットは薄れます。
◯メリット2:メガバンクの中ではATM入出金手数料がお得
UFJ銀行のATMだと、平日土日問わず8:45~21:00は入出金の手数料が無料です。
またホワイトステージになるとそれ以外の時間も無料。
ホワイトステージの条件は、以下のいずれか1つでOKなのでかなりゆるいです。
- WEB通帳への切り替え
- 預金残高10万円以上
- MUFGカードを利用
UFJ銀行に限らず、いずれのメガバンクもパソコン・スマホなどから振り込める「ネットバンキング口座」を無料で作成が可能です。
私は振り込むとき、手数料がお得&手間がかからないのでネットバンクをいつも使っています。
【ネットバンキングで支払った場合の手数料比較】
銀行名 | 自行宛て | 他行宛て | ||
---|---|---|---|---|
3万円未満 | 3万円以上 | 3万円未満 | 3万円以上 | |
三菱UFJ銀行 | 0円 | 0円 | 216円 | 324円 |
三井住友銀行 | 108円 | 108円 | 216円 | 432円 |
みずほ銀行 | 108円 | 216円 | 216円 | 432円 |
※2019年6月15日時点
見ていただいくと三菱UFJ銀行が一番オトクです。
- 自行:振込元と振込先が同じ銀行
- 他行:振込元と振込先が違う銀行
しかも利用者が一番多いのが三菱UFJ銀行となると、送金対象になる可能性が一番高くなります。
すると同行宛ということで、手数料が無料になる可能性も必然的に多くなります。
◯メリット3:店舗の対応が良く、店内が居心地も良い
メガバンク3行とも様々な支店に行ってわかったのが、三菱UFJのスタッフの対応は一番しっかりしているということです。
また店内もキレイで居心地が良い。さすがNO.1の銀行といったところでしょう。
◯メリット4:電話対応が良い
店舗ほど差はありませんが、電話の対応も神です。
割とすぐ繋がりますし、いつもすごく丁寧な対応をしてくます。
もしメガバンの口座で迷ってるなら、UFJ銀行一択かなと思います。
✕デメリット1:条件クリアをしないと振込手数料がかかる
他銀行への振込手数料を無料にするためには、下記のようなかなり厳しい条件をクリアする必要があります。
- 預金残高が500万円以上
- 借入残高500万円以上(要は借金)
- 住宅ローンの利用
- MUFGカード・プラチナ・アメリカンエキスプレスカードの利用代金引き落とし
✕デメリット2:コンビニ手数料の無料条件が厳しい
コンビニのATMの入出金手数料を無料にするには、ステージのレベルアップが必要になります。無料回数も多くありません。
他行への振込手数料・コンビニ手数料という観点では、「住信SBIネット銀行」や「楽天銀行」のほうが断然有利です。
夫婦の家計管理について、詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
なお使い勝手の面では三井住友銀行が一番です。
特にアプリのデザイン面も作り込まれていて見やすいと感じました。
現状のメガバンクにおいて、デジタル面で一番進んでいるのは三井住友銀行でしょう。
共通口座にオススメしない銀行口座【新婚夫婦へ】
あまり書くと申し訳ないので2社だけにしておきます。
みずほ銀行
◯メリット:名前とカードがかっこいい
みずほって名前かっこいいですよね(必死感w)
あとカードのブルーな感じが好きです。
✕デメリット1:店舗の対応が微妙
店舗が狭いし、居心地微妙だし、銀行員さんの対応も他のメガバンクよりいいなと思ったことが一度もないです。
✕デメリット2:ATMがよく止まる
ATMは一番良く止まってます。
✕デメリット3:入金が遅い
振込の入金も出金も、他の銀行に比べると遅いなと体感で感じます。
実際に遅いという意見もちらほら。
✕デメリット4:障害が多い
個々の銀行は一時的にATMが使えなくなるなど障害がかなり多いのでその点でもおすすめしづらいです。
ゆうちょ
◯メリット1:親近感がある
なんか落ち着くというか、親しみやすいというかそんな感じありません?
◯メリット2:店舗が全国に安定して存在する
郵便局で手続きができるので万が一転勤などになっても、全国どこでも基本的に困ることはありません。
ATMもいろいろなところにありますしね。
✕デメリット1:ATM少ないからいつも行列
いつも並んでます。時間の無駄です。
しかも高齢者ユーザーが多いから、1人1人やたら時間掛かる人が多い。
✕デメリット2:ATM少ないからいつも行列
記号とか番号が他の銀行と使い方が違うから、他行から振りこんでもらうときにやりづらいんですよね。
✕デメリット2:ATMの営業時間短い
利用できる時間が割と限られてます。
土日の夜とかもっと頑張って欲しいです。
まとめ:新婚夫婦の共通口座におすすめの銀行口座は住信SBIネット銀行
まとめると一番おすすめなのは東京スター銀行です。
ネット系バンクなら
がおすすめです。
全部持っていて思うのが、とくに東京スター銀行と住信SBIネット銀行が便利ですね。
私は両方併用していて、合わせれば条件緩めでATM利用料金が無料です。
あと振り込み手数料の無料上限を10回以上にできるからです。
夫婦になるとお互いで送金することも増えるので、無料回数は多いほうがいいです。
そもそもどちらも無料で作れたので作っておきましたが今となっては良い判断だったなと思っています。
他にも新婚生活や結婚式の準備で役立つ記事を書いています。