最近の若い人は仏滅を気にしなくなってきている
昔は「結婚式といえば大安っしょ」みたいな一辺倒な考え方が横行していましたが、今は時代が変わりました。
若い人たちでお日柄を気にする人はほとんどいません。また最近の親世代も若くなってきているので、昔に比べ価値観が変わってきています。
実際にどれくらいの人が大安や仏滅で結婚式をしているか、データを見てみましょう。
仏滅で結婚式をしている人のデータ
※いずれも割合(%)
※出典:「ゼクシィ 結婚トレンド調査2018調べ」のデータを元に独自作成
一番多いのは大安で24.1%。お日柄により偏らず、満遍なく選ばれています。
基本的にはグラフの左側にあるもののほうが、縁起が良い日とされています。
仏滅が8%。あとは「覚えていない」という人もかなりおり、関心の低さが伺えます。
お日柄全般については、結婚式の日取り・お日柄の決め方や基本ルール【時期は重要】で詳細を書いています。
もし結婚式をする人が10人だったら
イメージしやすいように、もし結婚をするのが周りの10人だった場合のシミュレーションをしてみます。
10人中…
- 大安は2人
- 友引は2人
- 先勝は1人
- 赤口は1人
- 先負は1人
- 仏滅は1人
- 覚えていないが2人
を選んでいることになります。
仏滅のメリット
- 費用が安いことがほとんどです。会場によっては大幅に安いことも
- 値引き交渉がしやすい
- 春秋といったハイシーズンや土曜でも予約が空いている可能性が高い
- 直前でも予約が取りやすい
- 同じ日にやる人が少ないのでかぶりづらい。1日何組もやる現象に巻き込まれない
- 他の人とバッティングするリスクが減る
- 友達とかと結婚式がかぶりづらい。
関連記事として、結婚式の人気月ランキング【全国最新・決定版】もご覧ください。
仏滅に結婚式を挙げるデメリット
- 世間体が気になる
- 高齢の方とかがうるさい場合がある
正直合理的なデメリットはほとんどないですね。雰囲気でダメって感じなんですよ。
仏滅でやろうが、今後の運気は一切変わりません。結婚式場としては仏滅は閑散な日なので、逆にありがたがられます。
そもそも六曜(六輝)とは
大安や仏滅などは六曜と言われています。
これらは室町時代に中国から伝わった占いの一種とされています。
そもそもチャペルはキリスト教式でやる人が一番多いのに、なんでお日柄だけは中国の占いを気にする必要があるのでしょうか。疑問です。
結婚式関連の専門書によると
「これで安心!結婚準備&マナー」によると、私の考えと同じような記載がありました。
仏滅を敬遠する人が多いのですが、六曜は元々中国の占いの一種。キリスト教式で式を挙げるとしたら、本当なら気にする必要はないはずです。仏滅のほか、夏や冬など敬遠されがちなシーズンにも良さがあります。
まあ確かにその通りだと思います。友人の結婚式に参加するときに今日は仏滅だなあ、って考えたことありますか?
仏滅に結婚式をやるかどうかは親・親族の意向次第
ただし自分たちが良いとはいえ、親など古い世代の人の考えを変えるのは難しいです。少し説得してみてダメだったら諦めましょう。
もし親があまり気にしないのであれば、仏滅も選択肢に入れる方向で進めてください。
※ちなみに「結婚の段取りのすべてがわかる本」によると
「仏滅プラン」などと日取りにこだわらない人向けにお得なプラン設定をする会場が増えています。ただ、2人がよくても親や親族がこだわることも。決める前に必ず親に相談しましょう。
Q&A
Q.仏滅と大安でどれくらい金額が違うの?
場所によっては数十万円以上違うこともザラです。しかしどの会場も安いとは限りません。場所によっては5万くらいしか変わらないところもありました。
まとめ
親・親族NGが出なければ、仏滅も選択肢に入れて問題ありません。
▼関連記事
西野けいすけのツイッターはこちら(@keisuke_nishino)